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 2002年2月27日 フリスビー

 またまた、ビデオ鑑賞に、読書にと、忙しい週末でした。

 でも、平日の今日はいつものように、いや珍しく暇で、新宿まで散歩をして、東急ハンズを覗いてきました。
 隣の書店まで本を買いに行ったついでです。ちなみに、書店で買った本は

 「鞍馬天狗のおじさんは 聞書アラカン一代」(竹中労著、ちくま文庫)
 「豆腐屋の四季 ある青春の記録」(松下竜一著、講談社文庫)

 この2冊は人にあげるため。両方とも実にいい本です。竹中労さんは、ほかにも数々の名著があります。「豆腐屋」は、人間ってすばらしい、すばらしい人間に感動して涙を流す自分はもっと美しいと、自分を愛することができるようになる本です。

 「戦士たちの挽歌」(フレデリック・フォーサイス、角川書店)
 日曜日の朝日新聞の書評で、フォーサイスの新刊が出ていることを知りました。これは買うっきゃない。

 で、東急ハンズです。
 いいものを見つけて、思わす買ってしまいました。

 フリスビー、3個。(フリスビーの数え方って、これでいいのかな?)

 これは説明をしないとわかんないな。

 我が家には、犬が同居しておる。
 飼っているのではない。あくまで同居しているのである。なぜなら、この犬は屋内で生活しておる。眠るのは私の布団の上。しかも、私の足に首を持たせかけて、実に楽そうなスタイルでおやすみになる。朝になると、起こしに来る。まず、濡れた鼻を押しつける。なめる。布団から出ている私の体をひっかく。吠える。今朝は6時15分にこの日常行事が発生した。

 雌のシェットランド・シープドッグ、通称、シェルティー。現在3歳。

 シェルティーって知ってます? と聞いても、最近は

 「知らない」

 という奴が多い。社会常識に欠けた奴が増えた。情けない。

 「ほら、コリーを小さくしたような犬」

 と説明すると、

 「ああ」

 などと曖昧な返事をする。本当にわかったのかどうか。

 かつて、といっても10年程度前、シェルティは、その優雅な姿で人気ナンバーワンであった。最近はゴールデンレトリーバー(まあ、もっさりした犬ですなあ)とか、ミニチュア・ダックスフント(私はウナギ犬と呼んでおります)などに押されて、昔日の勢いはない。

 でも、いろんな犬の中で、一番整った顔立ち、姿立ちをした犬だと小生は思うわけだ。 ゴールデンレトリーバーは、どう見たって美男・美女という顔ではない。ミニチュア・ダックスフントに至っては、何とも情けない顔をしてござる。

 そこへいくと、我がシェルティは、きりっと引き締まって、まるでいまの飼い主のようなりりしいお顔である。

 

 

(注)
いまの飼い主=俺、俺、俺だって! 申し訳ない。誤解を恐れるがゆえ、ついつい興奮して、氏素性にも似ない言葉を使ってしまいました。でも……、私の顔って、犬に似てるのか?

 

 いや、ちょっと力が入ってしまった。飼い犬自慢をしても仕方がない。

 そのシェルティ、名前は「凛(リン)」。娘が

 「犬たるもの、凛としていなければならない」

 と名付けたワケです。あ、これもどうでもいい話でした。

 そのリンがですねえ、フリスビーが大好きなのです。散歩で公園に行くと、私の手にあるフリスビーを見て、 嬉しそうに吠えるのですよ。

 「早く投げろ」

 って。いや、私、犬語は理解しませんが、そういっているのに違いないのです。

 で、投げる。全速力でキャッチしに参ります。いや、この走る姿というのが、実に優美なのですなあ。

 時には、私が投げる前から全速力で駆けだし、途中で、フリスビーが飛んでいないことに気付いてキョロキョロと周りを見回し、不思議な表情をすることもあります。

 「そうか、こいつは山勘で方向を決めて走るのか」

 なんて犬の生態の一端がわかって、動物学者どもよ、かかってこい、てな気分になったこともありますです。そんなことわかって何になる? という考え方もありましょうが。
 肝心のキャッチ率は、6割から7割というところでしょうか。イチロー選手の打率を遙かにしのいでおります。

 で、犬は犬歯の本場であります。人間にも犬歯(糸切り歯とも言います)があって尖っているのですが、本場の犬歯はすごい。ほかの歯に比べて、圧倒的に大きくて尖っております。そもそもは身を守る武器だったのでしょう。この犬歯が、フリスビーをキャッチするたびにフリスビーにグサリと刺さるわけです。

 はい、お待ち遠様でした。結論はもう目の前ですね。毎回毎回、グサリグサリと犬歯が刺さるフリスビーは、すぐにぼろぼろになります。毎日やるわけではないのですが、通常2ヶ月、長くても3ヶ月もすると、遣い物にならなくなります。

 この消耗品にすぎないフリスビーが、極めて高い。会社のそばにあるペットショップでは、 何と2500円。自宅の近くで買っていま使っている奴は1200円。これに、グサリ、グサリと犬歯が刺さるわけです。

 ここで冒頭に戻ります。そう、東急ハンズでフリスビーを3個も買ってしまったというところです。

 そのフリスビーが、ですよ、 東急ハンズで380円で売っているではないですか。しかも、あの「MOTOROLA」ブランドですよ! これは買うしかありません!

 計1140円の出費。これで半年程度は大丈夫であるはずです。しかも、ブランド品。

 ん?モトローラって、フリスビーを作る会社だっけ?
 などという疑問は、この価格の前では雲散霧消してしまうのでありました。

 

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