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 2007年9月14日 ドコモ

 会社近くのドコモショップに、「卓上ホルダ」を買いに行った。乗せておけば携帯電話の充電ができるという、あれである。昨日のことだ。

 

 

(余談)
「ホルダ」とは、何とも落ち着きの悪い表記である。できることなら「フォルダ」と書きたいのだが、箱には「卓上ホルダ」としか書いていない。日本語感覚悪いぞ、ドコモさん!

 

 MOVAまでは、電話を買えば「卓上ホルダ」が付いていた。ところが、1ヶ月ほど前にFOMAに買い換えたら電話に直接接続するコードしかない。そういえば、数ヶ月前に妻の携帯をFOMAに換えた時もそうだった。
 コードしかないと、充電のたびに携帯電話のコネクタを守るゴム製のキャップを外して差し込まねばならない。不便である。そこで私の電話をFOMAにした際、ついでにで「卓上ホルダ」を買おうとした。

 「ドコモショップでしか扱っておりません」

 といわれた。涼しくなるいままで待って出かけたわけだ。

 私にとっては、単なる買い物である。

 「これ頂戴」

 といえば済む。それが単なる買い物の常識である。ところが、午後4時過ぎにドコモショップに着くと、まず用件を聞かれ、整理券を渡された。店内を見渡すとすでに10人前後の客が順番待ちをしている。そして、カウンターでは5、6人の客がドコモの職員と話し中だ。まるで銀行である。

 「いや、私は相談に来たのでもなければ、クレームをつけに来たのでも、預金をしにしたのでもない。従って、カウンターでの面談の必要はない。いまこの場で『卓上ホルダ』を売っていただければすぐに退散する」

 だが、受付のうら若き女性は微動だにしなかった。

 「すべてのご用件はカウンターでうかがいますので、しばらくお待ちください」

 私に選択の自由は皆無だった。仕方なく待った。待った甲斐があった。このショップでは一番見目麗しい女性が私の担当でとなった。「このショップでは」、とあえて書いた理由は、それぞれに解釈していただきたい。

 「卓上ホルダ」を注文した。現物を見て、このホルダにはコードがないことに気が付いた。別売りなのだという。やむなくコードも注文した。会社にも一揃え欲しいと思い、「卓上ホルダ」を1個、追加注文した。締めて2120円(税込み)である。
 すぐに金を払って店を出ようとした。ところが彼女、なかなか金を受け取ってくれない。私と会話を交わす時間をできるだけ引き延ばして可能な限り傍にいたい、というわけでもなさそうだ。彼女を見やると、卓上のパソコンに向かってなにやら入力している。やがて、少し離れたところにあるプリンタから紙が吐き出された。
 「各種ご注文申込書」
 「請求書兼領収書」

 彼女は席を離れ、遠くのデスクで判子を押した。領収日付印、というらしい。こうして揃った書類を丁寧に折りたたむと、封筒に入れた。ここまで7、8分……。

 暇な時ならいざ知らず、私のあとにも10数人の客が待っていた。なのに、たかだか2120円(税込み)のお買い物に、これだけの手間と暇をかける。一般の商店なら倒産必至である。
 このコストが、毎月の電話代でまかなわれる。
 ドコモさん、やりすぎ、過剰サービスだって!

 席を離れようとしてふと思いついた。私がいま持つ携帯電話は「FOMA P703iμ」。11.4mmの薄さに惹かれて買ったものだ。ところがこいつ、通話を始めると耳のあたりがほんのりと温かくなる。熱を持つのである。

 「ということなんですが、この機種、そんな問題があるのですか? それに電池の持ちも悪いようなんだけど」

 「いえ、そのようなクレームは来ておりませんが。少しお時間はかかりますが、チェックしてみましょうか?」

 ことはついでである。快くお願いした。

 15分ほど待った。このショップでは一番見目麗しい女性が私に視線をくれた。餌を手にする飼い主に尻尾を振る犬を見習い、カウンターに駆け寄った。

 「チェックいたしましたが、問題はございません。電池の方も正常です」

 つまり私の携帯電話には何の問題もないらしい。では、なぜ耳の周りが温かくなるのか? たいして通話もしないのに、正確に書くと、時間を割いてまで私と会話をしてやろうという知人が極めて少ないのに、なぜ1週間もすると充電が必要になるのか? 問題は未解決のままである。

 「分かりました。ありがとうございます。では、次回はこいつが燃えだして耳の周りに火傷ができてから参上します」

 このショップでは一番見目麗しい女性は、私のブラック・ジョークを理解してくれたかな?

 

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