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 2008年4月20日 湿布

 首筋から肩胛骨、肩にかけて凝るのは、頸椎変形のなせるワザであろう。すでに変形した頸椎は致し方なく、この不快感とはずっと付き合わざるを得ない。
 不快感を軽減する工夫は様々やっているが、最近、医者で出してくれる湿布もそれなりの効果があることに気づいた。ここ1,2週間、週末になると、風呂上がりに患部に湿布を貼る。幾分かは不快感が和らぐ。
 ところが。
 私は、常に外気にさらされている面の皮の厚さに比べて、服で保護されている肌が弱いのであろうか。湿布を貼るところにに湿疹ができはじめた。かゆい。今日の風呂上がり、妻に湿布を貼ってもらおうとしたら、

 「やめた方がいい」

 という。肉眼で見えるブツブツができており、湿布を貼ったあとが赤くなっているのだそうだ。それでも貼らせた。患部の不快感と、失神のかゆさを比較考量しての決断である。
 明日もかゆいだろうなあ。
 そうか、外気にさらしている顔の皮膚が厚くて丈夫なのだから、患部も常に外気にさらしておけば肌が強くなるかも知れない。
 明日から、通勤、職場でも裸の大将になろうかな?

 今日の朝日新聞社説である。

 【裁判番組―放送局は知識と冷静さを】
 私がテレビで見るのはニュース程度である。あとは、その時間に自宅に帰り着いていれば、テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」は見る。いつも議論が中途半端に終わり、政治課題がお笑いの種になるのはいかがかと思うが、いまの論点を知るには便利だ。日曜の朝は、フジテレビの「報道2001」にチャンネルを合わせる。司会者の軽薄なジャーナリストぶりが鼻につくが、出演者は時の人ばかり。彼らが何を語るかは、世を読み解く材料にはなる。あとは映画と音楽。これはもっぱら録画して見る。
 というわけで、この手のワイドショーはほとんど見ない。それでも、時折目にする。まあ、いろんな方が様々なことをおっしゃっている。なるほど、と思うことはまずないが、役には立つ。
 テレビは、視聴率で成り立つメディアである。視聴料で成り立っているはずのNHKも視聴率は気にするそうだ。だとすれば、コメンテーターというか、その場のにぎやかしというか、情報番組に出ている人たちは、この人を使えば視聴率を稼げるとテレビ局が判断して使っているはずだ。彼らが垂れ流している駄弁は、いわば視聴者が思っていることの鏡なのである。鏡が鏡の役割を果たさなくなったとき、テレビ局はその人を切る。テレビとはそうしたビジネスだ。
 コメンテーターが口走る浅薄なコメントは、視聴者の思いを代弁している。
 「法廷のイラストが映し出される。殺意を否認し、遺体をドラえもんが何とかしてくれると思った、などとする被告の元少年の主張が伝えられる。被害者の遺族が憤りを語る。そして、司会者らが『笑わせんじゃないよ』『世も末』と被告と弁護団を非難する」
 という番組を視聴者は支持する。だから、番組は続き、同じコメンテーターが出演を続ける。
 だとしたら、出口だけを取り締まってもむだではないか? こんなコメンテーターがいなくなり、こんな番組が姿をしても、視聴者は残る。その何人かは、番組がなくなればネットの匿名性を最大限に生かして、自ら書き込みを始めるかも知れない。テレビが潰された、俺がいわなきゃ誰がいう、なんて義憤を感じながら。
 いま必要なのはテレビいじめではない。 本当に考えなければならないのは、どうしてそのような感性を持つ、気持ち悪い人々が出現したか、である。テレビを攻めるなら、人々の感性に直接働きかけるテレビというメディアが、バラエティ番組やドラマ、情報番組を通じて、ひょっとしたらそんな視聴者の感性を育んでこなかったか、という点である。理性のメディアである新聞も、自らに同じ問いを発しなければならない。
 と考える私には、この社説は底が浅く感じられる。

 【禁煙条例―松沢知事、がんばれ】
 おいおい、喫煙者虐めがまだ足りないってか?
 いくつかのことを書いておく。
 世界で最初にタバコの有害性に注目したのは、ナチスであった。そのため、第2次世界大戦後、タバコの有害性の研究が遅れた。ナチスの詳細な研究があったため、タバコは有害だと発言したとたんに、あいつはナチスのシンパだと見なされかねなかったからである。
 我が畏友「カルロス」の爺様は、こよなくタバコを愛し、1日に30本を下ることがなかった。死後、必要があって遺体を解剖した。爺様の肺は、美しいピンク色をしていた。「カルロス」はそれを聞いて、タバコを吸い続けようと決意した。
 70代後半に至ってもタバコを手放さない我が友には主治医がいる。その主治医曰く、
 「世界中の研究で、いまだに喫煙と肺ガンの間に明確な因果関係は立証されていない。肺ガンとの関係が立証されていることが一つだけある。ストレスである。だから、たばこをやめるストレスを考ると、喫煙者の健康のためには喫煙を続けた方がよろしい」
 我が友は、だからたばこを手放さない。彼の居室の壁面は、脂で黄色くなっている。
 まあ、100歩譲って、たばこの煙が有害だとしようか。だけど、有害なのはたばこの煙だけか?  世の中には、自動車の排ガスもある。工場の排煙もある。さて、いまの世の中でいちばん有害なのは、たばこの煙なのか?
 世界でいちばん感染に弱いのは日本人だといわれる。抗菌タオル、抗菌ハンドル……。行き過ぎた清潔志向であまりにも無菌室にいすぎた結果である。嫌煙運動も、弱い日本人を作ることにならないか?
 といろいろいっても、いまや禁煙派は正義の御旗を持つ。正義の人で困るのは、ダークサイドにいる我々、あるいは私、の話に耳を貸さないことである。あと10年もすれば、私は夜の暗闇で暴力団員とおぼしき男から高い金でたばこを買い、暴力団が経営することが明白な地下の喫煙喫茶でたばこをむさぼるのだろうか? 
 禁酒法で勢力を伸ばしたのは、アル・カポネ。さて、禁煙法で勢力を伸ばすのは?
 ああ、いやだ、いやだ。正義なんて大嫌いだ!
 と、考えているうちに、たばこが3本灰になった。

 

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