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 2008年6月10日 頭脳警察

 「頭脳警察」をご存じだろうか? 1969年に結成、70年代に暴力革命を煽る過激なロックで、最初のアルバムが発売禁止、2枚目が発売中止となった伝説のロックバンドである。

 昨夜、「頭脳警察」のニューシングル発売記念パーティに行ってきた。どういう訳か、私にも招待状が来たからである。
 私まで招待するとは、彼ら、あまりお友達がいないのか?

 妻に招待状を見せたら、自分も行くという。学生時代、自分の大学の学園祭に「頭脳警察」を呼んだ実績がある女である。行きたがるのも頷ける。なにしろ、今でも自宅で「頭脳警察」を聞いているほどなのだ。

 会場は渋谷区の「初台ザ・ドアーズ」。妻が健康体なら、私は仕事を終えて駆けつけ、現地で合流すればよかった。しかし、妻は一人で遠出ができない。やむなく仕事を休み、車で出かけた。私は妻の専属運転手である。
 ロックのコンサートに会社を休んでまで出かける。私は愛妻家なのか? 単なる「頭脳警察」のファンなのか? それとも、仕事に飽き飽きして、さぼる言い訳ができたと喜んだだけなのか?
 そのあたりは自分でも判然としない。

 で、記念パーティである。
 午後4時半頃自宅を出て、国道1号線〜山手通りのルートで向かった。開場は6時、開演7時である。平日の夕方だけに交通渋滞を恐れたが、案外スムーズに流れており、6時前に到着した。近くの新国立劇場の駐車場に車を入れ、「初台ザ・ドアーズ」の並びにあった喫茶店でコーヒーとサンドイッチで腹ごしらえをした。意外なことに、最近はほとんどお目にかかれないほど美味しいコーヒーだった。店の名前は忘れたが、「初台ザ・ドアーズ」の1、2軒隣である。お近くにいかれる機会があったら是非お試しいただきたい。

 送られてきた招待状には

 「会費は特にございませんが、カンパは歓迎します」

 とあった。
 困る。こういうのは実に困る。招待されて、まさか手ぶらで行くわけにもいくまい。だが、いくら包んだらよいものか?
 妻と相談の上、2人分で1万円包んだ。さて、これが多かったのか、少なかったのか。まあ、いずれにしてもカンパである。出したという事実の方が大事なのだと思っておこう。

 300人も入ればすし詰めになりそうな会場でミニライブが始まったのは8時20分頃だった。新しいシングルの収録曲、「時代はサーカスの象にのって」を含むミニライブは期待以上だった。
 「夜明けまで離さない」で始まり、「さよなら世界婦人よ」などの懐かしい曲を交えて、アンコールは「コミック雑誌なんかいらない」
 へーっ、PANTATOSHIももう58歳のはず。なのに、声も乗りも若い者に負けちゃいない。いや、若い者以上だ。だって、聞いているこっちの体も自然にロックしちゃうんだから、これはすごいというほかない。

 40分少々のミニライブだったが、完璧に満足して会場を出た。

 で、感想。

 

1,
会場は満員だった。一部の音楽関係者を含めて、まともな暮らしをしていると思える人物がほとんどいなかった。我々夫婦が唯一の例外? ま、革命を歌い上げたばんどのファンだもんな。今の資本主義社会で裕福になっていたらおかしいか……。
2,

にしても、である。頭脳警察、エリック・クラプトン、ビートルズと、私を惹きつけるロックバンドは、どうしておじさんたちばかりなのだろう? 私がおじさんになったことももちろんある。でも、次の世代、次の次の世代のロックが面白くないのも事実だ。3年もすれば誰の記憶からも消えてしまうような曲しか出てこない。ロックもそろそろとどのつまりに来ちゃったのかなぁ……。

 

 昨夜、自宅に戻り、会場で買い求めたCDを聴きながらビール、焼酎とグラスを傾けた。気持ちよく酔った。と思っていたら、今朝は二日酔い気味である。

 気分がよくて飲み過ぎたのか? いや、ビール2本に焼酎少々だから、たいした量ではない。

 「そんな歳になったのよ」

 という妻の言葉を聞き流し、自分では

 「夕方サンドイッチを食べただけの空腹で飲んだからだ」

 と信じている。いや、信じたいといった方がいいのか……。  

 ついでに、昨夜の収支計算。
 カンパ:1万円
 CD購入:1万200円
 駐車場:1750円
 喫茶店:1750円
 帰りの首都高:1170円
 合計:2万4870円

 40分のライブを2人で聴くにはちょいと高い気もしてきた……。

 

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