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 2009年11月4日 映画、再開しようかな?

 あるところから原稿を求められ、丸1日がかりでこんな文章を書いた。


 1本の映画に出会った。「ヤング@ハート」という。
 1982年、米国の田舎町にコーラス隊が誕生した。平均年齢80歳のヤング@ハートである。クラシックやスタンダードは歌わない。ギンギンのロック、R&Bがレパートリーだ。翌年始めた年1回の地元コンサートは毎回完売。欧州などでもコンサートを開いた。歴としたプロなのだ。
 その隊員たちがコンサートを前にリハーサルに入った。これは彼らのドキュメンタリー映画だ。
 本番目前、隊員が2人死ぬ。残った隊員だっていつまで持つか。なのに、ソロパートを競い合い、「この曲は君らには無理だ」とディレクターが宣告した難曲も克服して本番の舞台に上がる。
 選曲がいい。ボブ・ディランの「ヤング・アット・ハート」。皺の中から出る「いつまでも若く」は心を打つ。コールドプレイの「フィックス・ユー」。酸素ボンベを横に置いた肥満の爺さまが「最後にはすべてがうまくいく。私に任せておきなさい」。説得力満点だ。「最近まだら惚け」と歌うジミヘンの「ハープル・ヘイズ」。組み合わせの違和感が快感になり、やがて頬が濡れる。
 好きな音楽に身を浸すだけでも楽しい。だが、それが聴衆を感動させれば喜びは2倍になり、プロとして評価されれば満足感は3倍に膨らむ。命の残り火を燃やし尽くす彼らは輝いている。
 余生とは死ぬまでの時間ではない。燃焼し尽くす時間だ。高齢化が進むこの地区に、3倍の満足感を求める欲張りなお年寄りを沢山作る施策やNPOが生まれないか。


 まあ、たったこれだけの文章を書くのに、昨日の夜から今日の夕方までかかり、途中、夢で

 「ここがうまくつながらない」

 「どうして文章がぐるぐる周りするんだ?」


 などとうなされた自分が情けない。

 でも、うーん、もう一度映画に取り組んでみようかな? じっくり映画と付き合うにはあまり精神的なゆとりはないが。
 フロントページが、昨年の夏のままになっている、という指摘も受けてるしなあ……。

 ただいま考え中!

 

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