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 2010年9月25日 ミニフライ級

 この男、妻がいる。
 それだけではない。確か、愛人と目された女を自分のプリウスの助手席に乗せ、横浜のベイブリッジにドライブしたところを目撃されている。

 お二人にお聞きしたい。
 この男に、どんな言葉で口説かれた?

 愛してる
 死ぬまで君を離さないぞ、ってか?

 いいか、お二人さん。よく聞くんだぜ。
 言葉ってものには重さがある。臓腑から吐き出すような、ずっしり重い言葉もあれば、頭のてっぺんでくるくる回っているような軽い言葉もある。
 お二人さん、どんな言葉で口説かれたかは知らないが、この男の言葉でよくその気になったね。こんな軽い言葉しか吐けない男の言葉でその気になるなんて、あんたら、よほど男日照りが続いていたのかね?

 菅直人首相の言葉が軽い。彼は国連総会に出席するために訪れているニューヨークで、日中関係を聞かれ、

 「両国は国際社会に責任を持つ重要な隣国であり、戦略的互恵関係を深めるために、日中双方が冷静に努力していくことが必要だ」

 と語ったのだという。

 私は外交に疎い。従って、日本の巡視船に突っ込んできた中国船の船長を、この時点で釈放する事の是非については沈黙する。口を出したって、床屋の政断以上のものにはならない。

 が、である。この事件の流れをマスメディアで見ていると、吹っ切れない思いが残る。私がそうであるからには、同じ思いを持つ日本国民も多いと思う。
 そんな思いを持つ国民に、首相がこんなつまらない話をする?

 日中両国は国際社会に責任を持っているという自覚があるのかね?
 いや、国際社会に責任を持つとは、そもそもどういうこと? 日本は多くの国にODAを出してますとか、中国もアフリカの沢山の国を支援してますとか、そういうことではないはずだ。グループの中の誰かを個別に助けることと、グループ全体に責任を持つこととは違う。

 戦略的互恵関係って、何のこと? そもそも、日本と中国って、経済関係を除けば、お互いに役に立っているのかな? 中国は日本のために何をしてくれた? 日本は中国のために何をしている? 加えていえば、いまの日中両政府の関係は極めて薄く、菅内閣は事件後、中国当局とのパイプがないことに唖然としてあたふたしたのではなかったか?

 にしても、どうしてこんな難しい言葉を使うのだろう?

 難しい言葉を使いたくなる動機には2つある。
 自分でよく理解していないことについて、知ったかぶりをしたい。あるいは、いかにも理解しているという風を装いたい。つまり、自分のメンツを保ちたい。
 本当のことは口が裂けても言えず、とりあえず誤魔化しておきたい。

 あなたが難しい言葉を使うのは、この2つのケースであるはずである。でなければ、普通に使う分かりやすい言葉で、自分の思い、考えを充分に伝えることができる。
 そうではないですか?

 菅首相の話は難しい言葉が踊るだけで、何にも伝わってくることがない。
 彼の言葉は軽い

 そして、中国人船長の釈放について

 「検察当局が事件の性質などを総合的に考慮し、国内法に基づいて粛々と判断した結果だ」

 といったそうだ。
 嘘つけ! とあなたは思いませんでした? 私は思った。
 ことは、かなりややこしい外交問題である。それが分かりながら、外交当局ではない検察が、火中の栗を拾うような政治判断をするか? 
 いや、最近の検察は狂っているようfだから、ひょっとしたら、再び狂った状況判断で決断したのかも知れない。
 でも、民主党の、菅内閣の掲げた旗は、官僚支配からの脱却ではなかったか? 政治判断を最優先して日本の国を変えるのではなかったか?
 なのに、こんな重要な外交判断を検察が勝手にやった? それって、官僚の判断に政治家が、内閣が従うということではないか。国としての最終判断を官僚に委ねる内閣に、官僚支配からの脱却を唱える資格はない。
 財務省で、官僚に丸め込まれたとの批判もある菅直人首相である。これから先も、国の重要案件はずべて官僚の判断に任せるのか?

 とにかく、この人の言葉は軽い。少なくとも2人の女を自分のファンにし、枕を交わすことができたとは思えないほどに軽い。ボクシングでいえば、ミニフライ級である。
 ま、軽い女は軽い言葉に舞い上がるのかも知れないが。

 菅内閣、日本をどこに導こうってか? 
 困ったものである。


 今日、啓樹が横浜を去った。旦那の母親が群馬から出向き、啓樹を四日市に連れて行った。しばらく面倒を見てくれるとのことだ。

 啓樹は、久しぶりで幼稚園の行けるのが嬉しいらしい。ニコニコ顔で横浜を離れたという。
 啓樹に去られた瑛汰は、一緒にいるときはしょっちゅうぶつかって

 「啓樹なんか嫌い!」

 と何度も反発していたのに、今日は

 「啓樹が帰るのは嫌だ!」

 と泣きじゃくったそうだ。
 
 「2人を一緒に置いておくと、双方にストレスがたまって」

 などと心配していた周囲の大人は、子供心が分かっていない。

 長女の出産=手術は10月6日の予定である。ために、10月3日には、啓樹はパパに連れられて、再び横浜に来る。
 
 瑛汰、しばらくの辛抱だ。すぐに啓樹はやってくる。また遊べるからな!

 私も、前日の5日には、妻女を伴って横浜に行く予定である。
 8日は瑛汰の運動会。恐らく、それまでは横浜にいることになろう。

 
 そうそう、今日、久しぶりに朝の散歩をした。8月6日に瑛汰が桐生に来て以来、朝の散歩が中断していた。
 瑛汰がそばにいるだけで朝の散歩はできない。瑛汰が目覚めるまで横で寝ていないと、目をさました瑛汰が不安がる。
 加えて、今回は来た早々に熱を出した。看病に追われ、散歩どころではなかった。

 瑛汰と次女が横浜に去り、さて、と思ったら、今度は私が発熱した。風邪はたっぷり寝るに限るとひたすら寝たら、暮らしが夜型になった。たっぷり寝過ぎてなかなか寝付けなかったのである。目が覚めると、7時を回っている、という日々が続いた。これでは散歩をする時間を取れない。

 今朝目覚めたのは5時半。今日再開するしかない、と散歩に出た。

 そういえば、不思議な夢を見た。
 何故か、民主党の小沢氏と2人で、芸者買いに行くのである。実生活では、そんな楽しそうなことは一度もやったことがないのに。
 出てきた芸者は1人。どちらかというと平べったい顔の、あまり見栄えのする女ではなかった。

 「じゃあ、安堂君、僕が先に行くから」

 えーっ。ということは、小沢さんが済ませた後の女と私は絡むのか? うーん、どうしよう? 心は進まないが、でも、やっぱりここで芸者と懇ろになって、次は2人で会おうなんて約束をした方がいいのか? でも、あれじゃあなあ……。
 と悩んでいるところで夢から覚めた。

 いや、それから再度眠りにつき、もっといい夢を見たのだが、これは私だけの秘密にしておく。

 でも、何で私が小沢さんとそんなことを?
 会ったこともないんだけどなあ……。

 

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