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 2011年10月12日 酒

 の飲み方が下手になった。

 昨夜は飲み会だった。相方の一人は、飛び地合併で桐生市になった新里町、もう一人は我が家の近く、旧桐生市である。

 「中間地点は、みどり市大間々町。東武線赤城駅の近くで飲みましょう」

 と決まった。
 それはどうでもいい。どこで飲もうと、飲み方とは関係がない。

 好きな人は、塩さえあれば酒をどれだけでも飲めるという。塩をほんのちょっとなめて、あとはひたすら酒を流し込む。升酒であればいうことはない。
 それが粋な飲み方とされた。

 が、かつての私は、粋とは無縁であった。

 「だって、酒って、食べ物の味を引き立てるための飲み物だろう? 食べずに飲むなんて、飲まずに食べるのと同じように人生の楽しみの半分を捨ててるようなもんじゃないか?」

 と、とにかく食べながら飲んだ。飲みながら食べた。飲んだあとで、仕上げにラーメンや寿司を食べに足を運んだのは、そのこととは関係はない。若かった胃袋が、消化対象物を求めて悲鳴をあげたのに応えただけである。

 それが、最近は、飲み始めるとあまり食べなくなった。目の前に並ぶ食べ物になかなか箸がのびない。勢い、ビールをやたらガブガブと飲む。日本酒をクイクイと流し込む。

 その場はそれでご満悦である。盛り上がって、

 「もう1件行きますか?」

 「おお、行こ、行こ!」

 こうして、昨夜も2次会になだれ込んだ。

 「あちゃー!」

 と反省するのは翌朝、つまり今朝目覚めたときである。

 「ああ、残ってる! また無茶な飲み方しちゃったよ……」

 と気分は最悪なのだが、それと裏腹に胃袋だけは健康である。

 「早く食い物を入れろ!」

 と叫び続ける。
 まあ、そうだわな。昨夜は水分ばかりで、固形物はあまり入れなかったから、力が余ってるんだなあ……。アルコールはまだ体内に残ってグルグル全身を駆け巡っているにの、お前だけ元気だね。

 という気分が続いていた午前中、桐生市のかつての有力者O氏が、ひょっこり顔を出した。

 「どうしたの。元気なさげな顔しているけど」

 「ほら、昨日のみに行くっていってたじゃない。飲んだのはいいんだけど、最近、飲み出すとあまり食べなくなっちゃってね。おかげで翌日まで残ることが多いのよ」

 「あ。それ、ちゃんとした原因があるよ」

 「へえ、何で食べずに飲むようになったのかな、俺?」

 「安堂ちゃんも年とったんだよ」


 いやに自信たっぷりにおっしゃった。ということはあれか? あなたの体験から生まれた言葉なのか?

 というわけで、私にとって今日は、存在しなかったに等しい1日であった。もっとも、入浴後の夕食では、しっかりビール2本の晩酌をいただいたが。

 さて、体にいい酒の飲み方はないものか? もっと食べながら飲む手法は見つからないか?

 いずれにしても、飲み会が途絶えることはない(途絶えたら寂しい、ということもあるが……)。いつまでも楽しく飲み会に参加し続けるためには、この問題の解決が急務であると思い知った1日であった。

 

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