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 2012年1月10日 黄信号

 「ボス、信号さあ、あの色、緑なのにどうして『青信号』っていうのかねえ」

 四日市の啓樹に何度か質問されて、明確に答えられなかった質問の一つである。

 思い立って、ネットで調べた。古来、日本では緑を青と呼び習わしていた。青田、あおむし、などがその例であるそうだ。だから、緑というより、青緑色の信号を青と呼ぶことに違和感を覚えなかった。加えて、赤青黄色の方が、赤緑黄色より発音しやすいという事情もあって定着したとのことである。

 啓樹、今日から3学期だが、理解できたかな?

 信号の色の呼び方はいいのだが、我が家に今夕、また黄信号が灯った。
 昨夕から回復期に入り、今朝は

 「熱は下がった。腰が痛い」

 と宣い、私に

 「腰が痛いのは寝過ぎである」

 とはねつけられながら家事をこなしていた我が妻殿が、仕事から夕方戻ると

 「やばい」

 と宣告した。

 「また熱が出てきた。明日、病院に行く」

 どの程度の熱が出たのか、と聞くと

 「6度7分」

 たいした熱ではないではないか、と切り捨てようとしたら、

 「元気な人には判らない」

 まあ、そうかも知れない。

 「夕飯は作ったから、食器洗いだけやって」

 ビール2本の晩酌のあとご飯を食べ、命令に素直に従って食器を洗った。なーに、5分もあればできる作業である。たいしたことはない。

 というわけで、明日は午前8時に私が診察券を病院に届ける。診察開始は9時なので、その時間に妻殿を病院まで送る。あとは自宅で待機し、連絡を待ってお迎えに上がる。仕事に出るのはそれからである。

 まあ、その、お医者さんとは、できることなら疎遠でいたいものである。近づかねばならないのは体が傷んだときだからだ。
 とはいえ、長年使ってきた体は勤続疲労が積み重なり、どうしても傷みが現れる。疎遠でありたい医者に、足繁く通うようになり、いつしか親しい友になる。

 我が妻女殿は持病があるので、医者と親友になるのは仕方がない。が、私にしたって、整形外科医とはずいぶん仲良くなった。

 人生に黄信号が灯った。注意して、注意して暮らさねばならない年代に入ったわけだ。

 そういえば、桐生のドライバーは、黄信号は「進め」と理解しているらしい。変わったばかりの赤信号は「注意して進め」である。
 いっそのこと、私も桐生流の生き方をしてみようか、と考えてしまう昨今である。

 

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