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 2013年6月2日 米軍の犯罪

 毎月1日に送られてくる「選択」の最新号=6月号に

 「犯罪」の巣窟と化す米軍隊

 という記事があった。恐らく、私の大嫌いな橋下・大阪市長の従軍慰安婦問題に触発されて書かれたのだろう。読んで、

 「そりゃそうだろな」

 と感じ入った。
 
 米軍の犯罪は、沖縄で頻発するレイプだけには止まらない。何しろ、ギャング団など犯罪組織が深く浸透しているというのだ。

 FBIが指摘するところによると、犯罪組織の米軍への浸透には、明瞭な目的がある。

 ・新メンバーのリクルート

 ・軍隊での特殊な軍事訓練を受け、戦闘力を強化する


 の2点だ。
 なるほど、最近はちょいとまともな家庭に育った若者が軍隊を志願するのは激減している。勢い、軍は兵隊集めに窮し、来るものは拒まずとのスタンスらしい。これを利用して犯罪組織が、それこそエージェントを送り込む。
 日々の暮らしに困って軍隊に入った若者は、犯罪組織の甘い言葉に抵抗力を持たないだろうし、エージェントは、税金で戦闘訓練を受け、高度な戦闘技術を身につける。最近は市街戦を想定した訓練も盛んだという。もちろん、そうした犯罪組織のエージェントの暮らしを支えるのは税金である。
 なんでも、米軍で訓練を受けたエージェントが軍を抜けて元の組織に戻り、訓練で身につけた技術を町中での実戦で生かせば、普通の警察官にはとても対処できないのだそうだ。そりゃあそうだろう。相手は、生きる、そのためには殺す、を体にたたき込んだ連中なのだ。

 いまや、米軍全体に占める犯罪組織所属者は1〜2%に上るとか。こうした中で、米軍所属の兵器が基地外に運び出され(もちろん、無断で)、犯罪組織の武装化が進む。麻薬売買は基地内ではびこるばかりか、基地を拠点に基地外にまで広がる。また、娑婆でやばいことをやっても、軍に応募して逃げ込めば、何とか隠れ通すことができる。

 というわけで、米軍とは、犯罪組織にとっては天国らしい。

 そして、海外の基地は、完全な治外法権状態だという。FBI文書は

 「ギャング団は米軍の海外配備により、世界各地で伸張している」

 と指摘し、具体的に

 「アフガニスタン、ドイツ、イラク、イタリア、日本、韓国」

 を挙げているそうだ。

 そんな米軍である。レイプなんて日常茶飯事で、性暴力告発件数は2012年度に3374件と過去最高に上った。浴室にいたところを襲われた女性兵士、基地内の寝室で襲われた女性兵士……。しかも、加害者が処罰されることは稀らしく、処罰されたのは190人ほど。
 やっちゃってもおとがめを受ける危険はほとんどない。いってみれば、レイプ天国でもある。基地内が天国なら、基地外も天国であって何故悪い、と思い込む兵士が多数いたとしても不思議ではない。

 それが沖縄である。

 それでも米国は、米軍は、私の嫌いな橋本・大阪市長の発言につべこべ言う資格があるのか。

 この記事の著者(この本はすべて匿名)は、こんな結論を書いている。

 米軍の性暴力問題は、日本維新の会の橋下徹共同代表が、沖縄訪問時に米軍の司令官に「『もっと風俗業を活用して欲しい』と進言した」と自慢して、日本でも注目を集めた。米軍の実態をわずかでも知っていれば、そんな次元の問題ではないことは分かる。当該の司令官を含め、米軍の闇と日々向き合う関係者にとっては、日本の政治家の無知、無責任、そして世間知らずとお気楽ぶりを、改めて思い知らされたことだろう。

 この結語、いったい何をいいたいのか、私にはさっぱり理解できない。せっかくいいレポートを書きながら、ではどうすればいいのかが全く分からない。
 ひょっとしたら、私の大嫌いな橋下君に

 「あのねえ、百獣の王ライオンだって、おなかが一杯の時にはほかの動物を襲わないんです。暴力団だって同じでしょ? 彼らの性欲が充分充たされていれば、街の女の子を暴力で犯そうなんて思わないでしょ? 僕が言ってるのはそういうことなんです。米軍が暴力組織に浸透されているとか、米軍の性規律が乱れているとか、そんなことを開陳するだけで、沖縄の女の人を救えますか? インテリって、だからだめなんです

 って、痛烈に反撃されそうな気がするぞ。

 しかし、米軍。そんなものか。
 ハリウッドの戦争映画を見るときには、みだりに涙を流さないように注意しなくっちゃ。

 

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