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2014年3月3日 3月3日

 日誌を書くとはどういう事か。

 3月3日
 起床、午前7時過ぎ。
 それからトイレに行き、終えて日課である血圧測定をする。3度測定して3回目を記録するのが私の流儀で、本日は126—87。全くの正常値である。健康診断の病院で測った数値は、何故に上が150を超え、下は100に迫るのか。
 現代の謎である。

 新聞を新聞受けから取ってきて、50インチのテレビの前にどっかと座る。新聞に目を通す前に、昨夜のうちに録画された映画、音楽番組、そしてサッカーをチェックするのが日課だ。それぞれの不要な部分を消去して、新しいBD-Rをセット、ダビングを開始する。そこまで終えると、テレビをBS103にあわせ、「ごちそうさん」。といっても、見入るわけではない。新聞を開き、記事を拾い読みつつ、耳で「ごちそうさん」を楽しむ。時折テレビに目をやるのはいうまでもない。

 やがて朝食の支度ができる。新聞を抱えて食卓へ。新聞をながめながら朝食を口に放り込み、終えると再びテレビの前。これからは、本日の番組で、録画予約をし忘れたものがないか、チェック。あわせて、1週間先の録画予約をする。終わると、再びダビングに入る。
 今朝は、瑛汰ご所望のサッカー、リーガエスパニョーラを2試合、The Rolling Stonesのライブ、それにずっと昔のスタジオライブ、映画は「ジャンゴ 繋がれざる者」。

 終えて大便。歯を磨き、ひげを剃り、着替える。

 妻女殿の命に従い、米を買いに黒保根へ。
 黒保根で育てたコシヒカリが美味い。昨秋、黒保根の道の駅にたまたま立ち寄り、

 「へえー、ここでもコシヒカリを作ってるんだ」

 と試しに5kg袋を買い求めた。3000円。地元愛のなせることである。
 それほど期待もせずに食べてみて驚いた。南魚沼のコシヒカリもびっくりの美味さである。
 以来、我が家の米は黒保根産と決まった。
 という経緯があり、

 「もうほとんどないから」

 と妻女殿が今朝、つぶやかれたのである。これが我が家における命令伝達の方式なのだ。
 片道15km。命じられて車を運転していると思わなければ、そこそこ気分のいいドライブではある。ついでに柚も買ってきた。やたらとブヨブヨする柚で、

 「ああ、今年ももう終わりだね」

 と店の人がいった。

 戻りに、染色業の「アート」に立ち寄る。
 アートは糸や布を染めるだけに飽きたらず、蚕からエッセンスを抜き出して化粧品を作っている。そのシルクエッセンス入りクリームをハンドクリームとして使い、シルクエッセンスの効果をテストしている話は以前書いた。そのため予備に買ってあった1個を、Sさんの友人である女性にお贈りしたことも既報である。
 で、予備がなくなったので買い足しに行ったのだ。

 「あっ、そうなの? だったら、1個持ってきなよ。いいよ、お代は」

 と社長はいった。が、ここはそういうわけにはいかない。
 何しろ、Sさんを介してこのクリームをお贈りした女性には、この日誌を通じて多大なるプレッシャーをかけてある。どのようなプレッシャーであるかお知りになりたい方は、こちらを再読されたい。
 その後Sさんから、

 「彼女、相当プレッシャーを感じています」

 というメールも来た。計画が、ここまで順調に進むのも珍しい。なのに、ここで無料で受け取ってしまっては、ここまで持続してきたプレッシャーが無に帰すではないか。

 「いや、それはいかん。ちゃんと払う。ただし、社員価格にしてね」

 と代金はきちんと支払った。
 というわけで、まだお目にかかったこともない問題の彼女、プレッシャーを感じ続けてください。
 というか、使用感なども含めて、一度ご連絡ください。このページの右下の

 「※ご意見・ご感想・お問い合わせはメールで」

 をクリックしていただくと、私宛にメールを出すことができますので。
 いただいたご感想はアートに伝え、今後の製品開発に生かしてもらうことにします。
 まだ見ぬ我が美女、よろしく!

 そうそう、書き忘れた。
 米を買いにいく途中、市役所のそばに最近できた知的障害者の作業施設に立ち寄り、博多のクロワッサンを5個渡してきた。福岡空港で売っているもので、妻女殿が好きらしく、10個取り寄せたのだが、私は好まないので我が家には多すぎる。よって、そのうち5個を、彼らに食べてもらおうと思ってのことだ。

 そして、アートでは、御茶と1個の菓子がでた。私は甘いものをほとんど口にしない。

 「ねえ、これ、俺は食べないので、申し訳ないけど5個くれる?」

 これも、彼らに食べてもらおうとの魂胆である。説明すると

 「この菓子は数がないからだめ。代わりにこっちを持ってって」

 と袋菓子をもらった。戻りに再び施設に立ち寄り、渡してきたことはいうまでもない。
 そういえば先週は、この施設に焼き芋5個とイチゴを届けた。何だか、食料調達係になったような気分だ。安いものばかりというところは、私の人間性の表れである。

 
 自宅に戻り、高校入試数学。筑紫女学園の問題、早大学院の問題が、割とすんなり解けた。いずれも正八角形を使った問題である。気分がよろしい。いまさら高校入試の問題が解けて喜んでも仕方ないが。

 昼食を済ませて外出=仕事のふり。午後4時過ぎに戻ると、メールが入っていた。

 これ、書いたかどうか忘れたが、いま住む桐生の家は、実は退去を求められていた。なんでも家主の父親が昨秋亡くなり、残された母と同居することにした。ついてはこの家で同居するので明け渡して欲しい、ということで、入居当初交わした5年契約の期限が切れる今年8月末までに出ていって欲しいとのことだった。
 契約期限が切れる。しかも、家主の事情が事情である。ここは受け入れるしかない。

 ということで、昨年末から転居先を探し始めたのだが、これがなかなかない。いまの家が良すぎることが原因である。何しろ、4LDKの150平方m。それぞれの部屋が広く、実に使いやすい。その上、床暖房付きである。この床暖房というヤツ、これまで私が体験した暖房システムの中で最良のシステムである。寒くなく、暑くもない。この快適さを体験すると、他の暖房システムには戻れなくなる。
 もっとも、2月の石油代(我が家の床暖房は石油を使う)は4万円を超したが。

 というわけで、いくつかの不動産屋に頼み、引っ越し先を探していたのだが、なかなかこれといったものがない。それはそうである。貸家用に150平方mの家を建てたって、借り主がいるはずがないのが桐生である。
 で、130平方mの家があった。狭い。もう一部屋欲しい。が、他になければ、それにするしかないか。
 桐生での住居環境は今年、悪化する。そう諦めていた。

 そこに、メールが入っていたのだ。

 「家主さんが再契約を希望されています。どうしますか?」

 家主にどのような新たな事情ができたのかは知らない。しかし、桐生にここ以上の物件がないのは、ほぼ確実である。

 「契約して。それも、できるだけ長期に」

 そう返事したのはいうまでもない。

 直ちに妻女殿にお伝えした。

 「そう、何か予感してたのよね」

 とおっしゃった。そのためか、訳もなしに今日、赤飯を炊く準備をしていたのだという。

 嘘つけ!

 先週まで、

 「その、130平方mの家、早く見てきてよ。他にないわよ、桐生には。とにかく、早く引っ越し先を決めたいの」

 といってたのはあんただぜ! 

 ま、いい。引っ越しせずに済むし、とにかくこの家は住み心地がいい。

 終えて、夕刻、マッサージ。
 先週金曜日にも予約が入れてあったが、何故か完全に忘れた。思い出したのは土曜日の起床直後で、

 「あ、いかん。昨日はマッサージの日だった」

 と思いついた私は、記憶の不思議さに唖然とした。
 なぜ、こんな不思議なタイミングで思い出す?

 お詫びをかねて、Eric Claptonの海賊版DVDを5枚コピーし、差し上げた。来るはずの客が来なく、その分収入も減ったことに対するお詫びである。

 「えーっ、こんなのいただけるんですか!? うわー。いいな、これ。早く見たいな。こんなのいただけるんなら、時々予約を忘れてくださいよ」

 うん、そういわれなくても、時々忘れるかも知れん。そんな年齢になったのかも知れん。

 というのが、おおむね今日一日である。
 あ、忘れてた。朝食を終えて、妻女殿の命に従って米の買い出しに行くまでの間、ネットワークオーディオで、CCRを聴いた。Creedence Clearwater Revival、雨を見たかい(Have you ever seen the rain?)で知られるカントリー・ロック・バンドである。

 記憶の中では、分厚い音を奏でるヘヴィ・ロックのバンドであった。ところが、いま聴くと、実に線の細い、穏やかな演奏に乗せてシャウトするバンドでしかない。
 記憶とはあやふやなものである。
 うん、だから私は、マッサージの予約を忘却するのである。

 ちなみに我が妻女殿は、間違った記憶に基づいていまを切ろうとされる。間違いを指摘すると、大笑いされる。ま、記憶とはその程度のものであろう。

 というのが、本日の私のおおむねである。さて、この中からどれをピックアップして日誌にする?

 という問いに答えを出す前に、紙面がほぼ尽きたようである。

 そう、日誌を書くとは、これだけの作業をして、選び出したトピックにどう磨きをかけるかという作業なのである。お読みいただいて、笑っていただいてもいい。泣いていただいても構わない。文章の裏に、安堂の人知れぬ苦労があることを頭の片隅に置いておいていただければ……。

 というのは無理だよね。
 うん、読んでクスッと笑ってもらえれば、それでいいのです、この日誌。

 ではまた。

 

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