●日誌一覧

シネマらかす

グルメらかす

音らかす

旅らかす

スキーらかす

事件らかす

 2014年8月13日 夏休み

 10日に啓樹、嵩悟たちを送り出して、11日は休暇とした。ま、子どもと遊ぶのは想像以上にエネルギーを費やす仕事である。体力回復にはその程度の時間がかかる。
 で、12日から仕事を再開しようとして、ふと気がついた。

 「盆じゃないか」

 こんな時に町に出ても、仕事にありつくはずがない。と思い立って、今週いっぱい夏休みを取ることにした。

 思い返せば、桐生に移り住んで以来、まともに夏休みを取ったことがない。会社の内々のしきたりでは、夏には1週間の休暇を2回とる。現役時代は、割と律儀に夏休みを取っていたが、その律儀さが薄れていた。

 「いずれ仕事ができなくなったら、毎日がいやでも日曜日である。であれば、いまのうちは仕事を楽しんだ方がいいのではないか?」

 いや、仕事というのは、仕事をさぼるのも仕事の楽しみの一部である。そう考える私のことだから、

 「仕事をしている」

 といってもいい加減なものである。世間の常識に従えば、

 「仕事をしているふりをする」

 に限りなく近い。というより、まるでそのものである。
 つまり、昨夏までは、この日からこの日まで夏休みを取る、と宣言することなく、啓樹・嵩悟一家、瑛汰・璃子一家が遊びに来れば、まるで夏休みを取っているかの如く、仕事など頭から無視して子供たちの相手をしていた。

 いいのである。仕事をしようがしまいが、月収は税込み16万円と決まっている。であれば、仕事を楽しみつつ、私生活をさらに楽しむにこしたことはないのである。
 
 といういい加減な私が、何故か今年は

 「きちんと夏休みを取るか」

 と11日夜になって思い立った。何故そのように考えるに至ったかは不明である。で、その日のうちにメールでその旨を伝えた。

 ああ、それなのに、それなのに。

 12日、突然仕事が発生した。
 いや、せっかく仕事ができるのなら、ある程度大きい方がいい。大きければ

 「申し訳ないが、俺、夏休み期間中なので」

 と前橋に振ることができる。会社として無視できないとあれば、いま現在夏休みを取っていない同僚が前橋から駆けつけるはずである。
 ところが、だ。できた仕事は、会社としては無視してもいいほどちっぽけなものだった。こんなにちっぽけでは、わざわざ前橋から人をよこせとはいえない。
 だが、ちっぽけだからといって無視していては、休み明けの私の仕事に響きかねない。
 となれば、解決方法はひとつしかない。

 私がやる。

 で、やった。というわけで、実質的に休みに入ったのは本日である。

 朝から妻女殿に従い、旧新里村に行った。ここに小林大輔君が仕切る小さなガラス工房があり、妻女殿がガラスのカタツムリをご注文されていたのだ。10日に出来上がったとの知らせを受けての引き取りである。

 行って、ふとビアグラスが欲しくなり、カタツムリに加えて2個購入。また妻女殿は、作業台に置かれていたガラス製の、小林君によると

 「それ、眼鏡置きですけど」

 に目を止められ、それも購入された。何でも、花瓶にされるのだとか。

 ・カタツムリ:6500円
 ・ビアグラス:4000円×2
 ・眼鏡置き:1000円

 いずれも税込み価格である。小林君がガラス工芸で人間国宝にでもなってくれれば、彼の若かりしころの作品として目玉が飛び出るほどの値がつくはずである。

 車をJR桐生駅そばに回し、妻女殿は花店へ。なれど

 「お盆用の花しかないわ」

 と何も購求されず。

 ついで、魚の「水戸正」。
 まず、その近くの蕎麦店で蕎麦。ソフトウエアのプログラマーが、趣味が高じて週2回(水曜日と土曜日)だけ開く店で、初めて行ってみた。
 すでに店にいた客が

 「この店はさあ、彼が社会奉仕でやってんの。だから素材は最高だし、美味いのよ」

 どう見てもただのオッサンだったため、話半分に聞いて出てきた蕎麦をすすり込む。

 うん、話半分、というのは行き過ぎだった。話100分の1程度に聞いておけばよかった。これが美味い? オッサン、あんた、これまで美味いもの、食ったことがあるんか?

 趣味は、趣味の世界にとどめおくべきである。


 という外出にもかかわらず。妻女殿が以外に元気だったので、夕刻、

 「明日は、軽井沢にでも行ってみるか?」

 と誘ってみると、乗ってこられた。私は、軽井沢のアウトレッを冷やかし、蕎麦でも食って帰ってこようと思っていたのだが、妻女殿は

 軽井沢ハルニレテラス

 に関心をお持ちとのこと。ネットで検索して

 「たいしたもの、ないぞ」

 と申し上げたが、

 「いいの。行ってみたいんだから」

 と、64歳とは思えない若々しい、いや、いま少し知性を加えていただきたいとお願いしたくなる幼い返答であった。

 私はといえば、ネットでこいつに行き当たり、思わずニヤリとした。これ、是非クリックして読んでいただきたい。私のニヤリの意味がおわかりいただけるはずである。

 もっとも、その後の対話で、明日の軽井沢行きは中止となった。
 何しろ、夏休みのピークなのである。軽井沢なんぞは銀座並みの人出になっていることは疑いない。そんなところに行って駐車場をウロウロ探し回り、蕎麦屋で、待っても待っても出てこない蕎麦に怒りをぶつけるのは愚かなことであると、珍しく意見が一致したた。観光客がすくなるのを見計らって計画を立て直す予定だ。

 
 ということで、明日は予定ゼロ。
 恐らく、朝から数学の高校入試問題集に取り組むはずである。

 

前の日誌                             
無断               メール