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 2014年9月26日 脱臭

 amazonに注文していたプラズマイオン加湿脱臭機が今日届いた。

 タバコの臭いを取り除く。それは、タバコを吸う多額納税者(であるが、社会では非国民としての取り扱いを受けがちである)の、かなり矛盾した欲求である。
 タバコに火をつけ、煙を吸い込む。それが喫煙者の、高い税金を払いながら誰にも尊敬されずにする基本的行動である。それなのに、吸い込まずに立ち上った煙、一度吸い込みながら吐き出した煙が室内に滞留し、

 ニオイ

 になると、とたんに避けたくなる。つい先ほど、自分で楽しんだ喫煙が原因で立ちこめたニオイであるにもかかわらず、一度部屋を出て戻ると

 「臭いなあ」

 と口には出さずとも、思ってしまう。
 となると、何とかしたい。だから、窓を開ける。これで室内の煙を外に追い出そうという魂胆である。が、自然は私の思いなどには鼻もひっかけてくれない。あちこち窓を開けて風の道を作るにもかかわらず、風はそよとも吹かない。かと思うと、吹きすぎて室内の紙が舞い散る。主な喫煙場所である我が家の事務室には紙類がたくさんあるのだ。
 つまり、自然は頼りにならない。

 というわけでこれまで、窓開放と合わせて空気清浄機を使ったきた。フィルターが汚れるところから見て空気は綺麗になっているのであろう。ところが、肝心のタバコ臭は消えない。

 「多少ましになったか?」

 程度である。
 それでも、使わないよりいいかとこれまで使い続けたダイキンの空気清浄機が、縦から見ても横から見ても交換時期にきた。我が妻女殿は

 「汚いから早く処分して」

 とおっしゃる。
 うん、それに異存はない。だが、せっかく新しくするのなら、タバコ臭も取り除いてくれる清浄器が欲しい。そう思って、あれこれ調べては見るが、さて、メーカーが歌うような効果が果たしてあるのかどうか。と疑念を持ち始めると、どうしても決められない。ズルズルと、そう、半年あまり迷いに迷った。

 が、もう限度である。
 既存の空気清浄機がどうしようもなくなったこともある。それに、窓をあけつつエアコンで室内の空気を冷やすという摩訶不思議なことをして乗り切った夏は終わった。いまは窓をあければすがすがしいが、寒さが厳しくなれば窓をあけるのは無理である。そうなると、タバコのニオイと煙に充満した事務室で過ごすことになる。その部屋で書くこの日誌から、タバコ臭が読者のもとに届かないとも限らない。
 2週間ほど前から本気で機種選定に取りかかった。

 最初に気になったのはcado(これでカドーと読むらしい)の清浄機である。ネットで調べると、もとSonyにいた技術者が独立して作ったとある。

 クリーンエア供給率 世界No.1 を取得

 などと歌ってあるから心引かれたのだが、よくよく読むと、タバコ臭には一言も触れていない。それだけで

 「大丈夫かなあ」

 と腰が引ける。
 だけど、空気清浄効果が世界で一番ならタバコ臭だって世界で一番取れるのでは? という気もする。
 が。だ。結局やめた。決め手は価格である。恐らく、これぐらいの能力は必要なのだろうと思うAP-C300は、価格コムの最安値が7万1794円。これ、空気清浄機の値段と違いまっせ!

 ほとんど決めかかったのが、ブルーエアである。スウェーデン製。だからデザインもいい。そして、これはきちんと「タバコ煙」に触れている。
 なんでも米国家電製品協会が決めているCADR(Clean Air Delivery Rate)という基準は

 「粒子径サイズの異なる『花粉』『ホコリ』『タバコ煙』という3 種類の汚染物質について、これらを含んだ空気をいかに速く効率的に清浄できるか、空気の浄化スピードを数値化したものです」

 と書いてあって、ブルーエアが全項目で最高値を取ったのだという。

 「ん? CADR? そういえば、cadoにもそんなこと書いてあったな。ということは、cadoもタバコ臭を取ってくれる能力が高いということか?」

 と又々迷いが生じたが、価格を見て

 「やっぱりこっち!」

 と決断した。cadoに比べると遥かに安いのだ。この大きさでいいだろうという機種が約3万7000円強(一昨日はそうだったのに、いま見たら4万円!)。これでも空気清浄機の値段からはやや上に外れているが、そうか、世界で一番タバコ臭を取ってくれるのならやむを得ないか。
 ということで、99%これに決めた。それに、ブルーエア、最近、新しくニオイフィルターを出した。フィルターをこれに取り替えれば、さらに臭いが取れるというのである。素晴らしいではないか。

 で、フィルターって、どのくらいの頻度で取り替えるの? 価格は?

 ブルーエアに電話をした。

 「はい、通常は半年に1回取り替えていただきます。それでも、沢山タバコを吸われればもう少し短期でお取り替えいただくことになろうかと」

 それは分かった。で、いくらするの?

 「通常のダストフィルターは6000円で、ニオイフィルターは1万1000円いただいております」

 ん? ということは、タバコを吸う部屋用に使えば、フィルター代だけで年間2万2000円、ひょっとしたら3万3000円もかかるの?
 でもなあ、ニオイフィルターは出たばかりだし、もっと出回って量産効果が出てくればずっと安くなるよね。

 「いえ、フィルターに関しましては、そのような予定はございません」

 99%決めていたのに、即座に0%に戻った。本体が4万円、加えてフィルター代が年間3万円では、私はタバコ破産する。

 が、どうする? 困ってネット検索をしていると、偶然行き着いたのが

  初心者の空気清浄機選び.com

 というサイトである。ここには、ニオイ対策ならイオン発生器を買え、とあった。そして、お薦め製品としてあげられていたのが

 プラズマイオン加湿脱臭機(脱臭20畳まで/加湿14畳まで ホワイト)FUJITSU GENERAL PLAZION(プラズィオン) DAS-303C-W

 である。しかも、価格を見て即決した。1万8520円。99%までいったブルーエアの半額以下ではないか!

 本日到着した本機は、夕方から稼働中である。稼働させ始めたばかりで、何となくタバコニオイが消えたように感じるのは、思い入れのためか?

 どのような仕組みでニオイを取り去るのかよくわからぬが、空気を循環させてフィルターで漉し取る仕組みではなさそうなので、効果が出るにはある程度の時間がかかるものと思われる。
 プラズマイオンのウイルス除去効果には異論もあるらしいが、私の問題はもっぱらタバコ臭である。とにかく、ニオイさえ消えてくれれば文句はない。
 一夜明ける明日の朝が楽しみである。

 期待通りの効果があったら、明日ご報告する。もちろん、なかった場合は、裏切られた期待を背景に、無駄になった1万8520円分の不平不満を書き連ねる予定である。


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