●日誌一覧

シネマらかす

グルメらかす

音らかす

旅らかす

スキーらかす

事件らかす

 2014年11月15日 浮かれ者

 調子に乗るな!

 ということなのだろうか?
 今日は腰が痛い。昨日の浮かれようが嘘のようである。

 いや、原因は恐らく私にある。
 昨日、日誌にも書いたように極めて腰の具合が良かった。それはめでたいことなのだが、浮かれた私は、恐らく浮かれたが故にミスをした。

 寝しなに服用する痛み止め、「トラムセット」を飲み忘れたのである。

 トラムセットは、今かかっている整形外科医に勧められて服用を始めた。新薬だそうで、結構高い。

 「でもね、副作用がほとんどないんです。だから、できることならロキソニンの服用をやめて完全にこちらに移行したいのです」

 服用は1日4回。朝、昼、晩、寝しな、に飲む。

 当初はトラムセットだけにした。しかし、痛みは完全には去らぬ。

 「のですが」

 と整形外科医と相談、トラムセットとロキソニンを合わせて服用することにした。
 さらに、痛みが強くなるとトラムセットを1日6錠に増やした。朝と夜が1錠、昼と寝しなが2錠である。薬を増やすだけでは芸がないので、同時にロキソニンを1日2回に減らした。服用するのは朝と晩。
 無論、痛みが強くなると、ロキソニンを1日3錠に増やす。今年は夏が終わって秋が訪れようとするころ、痛みが強まったので3錠にし、1ヶ月ほど前に2錠に戻した。

 だから、昨日、夜のロキソニンをやめたのは、実は画期的なことだったのだ。副作用が出やすいロキソニンを1日1錠にし、具合が良ければ全廃する。それでも具合が良ければ、次はトラムセットを1日4錠に減らし、それでもいいようなら3錠、2錠と減らそう。

 コラーゲンの効果を実感した昨日は、その第1歩であった。そこにミスが起きた。

 寝しなのトラムセットを忘れてしまったのである。

 夜、トラムセット、水のペットボトル、スマホ、そして本を持って、私は布団に入る。いま読んでいるのはグレアム・グリーンの「情事の終り」(オリジナルのタイトルはThe End of the AffairAffairを英英辞典で引くとa temporary sexual relationship between two people who are not married to each otherとある。夫婦関係にない男女の、セックスを介した一時的な関係である。関係である以上、肉体面だけでなく、精神面でも様々なことが起きる。「情事」にだけ的を絞って翻訳した誰かさんは、そちらの方が売れ行きが伸びるとでも思ったのか?)である。

 読書に没頭したのは30分か、はたまた1時間か。そのあたりははっきりしない。が、いつもなら、午後11時半前後にトラムセットを服用し、さらに読書を進めて眠くなったら寝るのが私の日常である。
 その、11時半を忘れてしまった。

 いや、この本、それほど面白い本ではない。一時不倫関係にあった2人の話である。別れたあと。男(独身らしい)は、様々なことを思いだし、様々なことを考える。女を憎むこともあれば、今一度取り戻したいと渇望することもある。
 女(ちゃんとした旦那がいる)も同じだ。そう、この本は、不倫関係を終わらせた2人の、延々たる独白集なのである。
 そんな本が、思わず引きずり込まれるほど面白いわけがない

 では何故忘れたか。
 忘れるほど腰の具合が良かったのだ。

 布団に寝て本を読むには体を横にするしかない。しばらく前までは、横になって腰を少しひねった形でい続けると、腰に違和感が湧き出していた。だから、とにかく腰を真っ直ぐにして横になる。それでも、横になるのである。上半身と臀部が布団にくっつく形になるから、臀部の出っ張りによって左を下にすれば腰は少し右に曲がり、反対だと反対に曲がる。そして違和感を伝えてくる。

 ところが昨夜は、そんな違和感が一切なかった。なかったが故に、

 「そうだ、薬を飲まなくちゃ」

 と思い出すことがなかった。パジャマの胸のポケットに、手つかずのトラムセット2錠が残っているのに気がついたのは、今朝目を覚ましてからであった。

 いや、思い出したのは腰に違和感を感じたからである。

 「おかしいな。昨日まで会長だったのに、どうして今朝は腰がおかしいのだ?」

 と考えていて、胸のポケットに残るトラムセットを思い出したのだ。こういうのを

 好事魔多し

 というのであろう。少し違うか?

 いずれにしても、おかげで今日は、ロキソニンを2度飲むことになってしまった。反省せねば。
 あ、もちろん、コラーゲンもキチンと飲んでおります、はい。


 「僕はビートルズ」5、6が今日届いた。すぐに読んだ。

 そうか、それでもビートルズはちゃんとデビューしてビートルズとなったか。
 という、感動の物語である。

 ま、タイムトリップの物語としては、スピルバーグの名作、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に比べれば細部に無理があるのだが、現代日本のビートルズコピーバンドが突然、ビートルズデビュー1年前の日本にタイムスリップし、ビートルズの曲で世界を征服する。ん? だけど、そうしたら本物のビートルズは、将来自分たちが作るはずの曲を聴かされて、どうなっちゃうんだ? というアイデアの秀逸さに頭を下げて、10点満点を差し上げたい。

 皆さん、コラーゲンはともかくとしても、この本、この漫画、是非ものですぞ!!



前の日誌                             
無断               メール