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 2014年12月17日 初雪

 午前中の外での仕事を終えて自宅に戻り、昼食を済ませて外に出た。今日はTSUTAYAからCDが届く日である。まだ届いていないか、郵便受けを確認しなければならぬ。
 と、何か白い粒が空中を舞っていた。

 「雪?」

 空を見上げた。青空である。頭を巡らせると、北方の山に大きな雲がかかっている。上の方は日に照らされて白いが、下はどす黒い。

 「ああ、あれが雪雲か。あそこから風に運ばれてここまで来たか」

 舞い落ちるものをよくよく見ると、何だか丸っこい。これ、ほんとに雪か? 小粒の霰(あられ)ではないのか?
 そんな疑念に囚われたが、次の瞬間

 「雪に決まっている!」

 と勝手に決めた。だって、初雪はあっても、初霰はないもんなあ。初雪の方が風情があるではないか。

 というわけで、今日は桐生の初雪記念日(ただし、今年だけ)と勝手に決めた。


 そういえば、我が家が床暖房のスイッチをオンにして、かれこれ2週間ほどになろうか。妻女殿は、

 「石油代を払うのがいや。いいのよ、床暖なんて入れなくたって。寒かったらエアコンをつければいいんだから」

 と勝手なことをわめき散らしておられた。石油での暖房と電気での暖房。その価格差がとんと分かっておられぬ。

 「だって、床暖は一度入れたら春が来るまでずっと入れておかなきゃならないじゃない。エアコンだったら、寒いときだけ入れればいいんだからずっと安くつくわよ」

 ま、分からないわけではない。しかし、60を過ぎた夫婦が、

 「寒いね。エアコン入れようか?」

 と声を掛け合い、

 「もう寝るからエアコン切って」

 と寝室に引っ込み、布団をかぶって

 「なかなか温もらないわ」

 と嘆かねばならないのか?
 それに、

 「エアコンだと空気が乾いて喉がガサガサになるんだけど、床暖だとそんなことはなくていいわよ!」

 とあちこちで宣伝して回っていたのは、あんた、妻女殿ではなかったか?

 というわけで、床暖のスイッチは私が勝手に入れた。いま、設定は30℃である。先日、夜中の気温が零下になるというので、これも勝手に35℃に上げたのだが、今日見たら、これも勝手に30℃に下げられていた。

 「下げたのか?」

 と聞くと、

 「寒かったら、また上げればいいじゃない」

 と言い返された。
 老夫婦の会話は、何となくを思わせる。


 で、寒さが募ってきたので、先日松井ニットに行き、ウールのマフラーを1本買ってきた。

 松井ニットが初めてオールウールのマフラーを出したとき、早速1本買って毎年使っていた。黒をベースにした綺麗なマフラーで、それなりに気に入って使い続けたものだ。

 秋口、それが出てきたので首に巻いていた。お世話にならねばならぬ季節が目の前であるが故の試着だ。ところが、何となくちんちくりんである。

 「おい、これ、短くなってない?」

 妻女殿にお尋ね申し上げた。

 「ほんとね。汚れていたから洗ったんだけど」

 「どこで?」

 「うちで」

 冬型の会話でも、必要な情報は手に入る。私のマフラーが汚れたと思った妻女殿は、我が愛するマフラーを洗濯機に突っ込んだらしい。その結果、縮んだ

 「えーっ、ウールのマフラーを洗濯しちゃったんですか! ドライクリーニングに出さなきゃ縮むのは当たり前ですよ」

 と松井ニットの専務さんにいわれた。いわれたときはすでに縮んでいて、

 「はあ、縮んだものはどうしようもないですねえ。戻す手はないですわ」

 という解説がくっついてきて、やむなく新しく買うことにしたのである。
 
 で、買ったのはこれである。千鳥柄のブラック。グリーンにも惹かれたが、社長が最初に手にとって

 「安堂さんにはこれが似合いますよ。うーん、こんなに似合うなんて羨ましいなあ」

 とおっしゃったのがブラックだった。私って、人の意見に流されやすいだろうか?

 今年の私の流行は、このブラックをミラノ巻きすることである。なかなかおしゃれな巻き方だから、皆さんも一度お試しになっては?
 首に二重に巻くので、やや長めのマフラーでないと無理だけど。手持ちのマフラーで間に合わない場合は、せっかくの機会だから、松井ニットのマフラーをお買い上げいただけると嬉しい。


 世は忘年会の季節。皆様、胃と肝臓を労って乗り切っていただきたい。
 私の忘年会は19日のみ。胃と肝臓を心配しなくてもいい年末である。



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