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 2015年5月6日 我が連休

 瑛汰と璃子がやってきたのは3日、午後10時過ぎだった。
 到着すると、瑛汰は歩いて玄関を入った。璃子は車まで迎えに行くと、どうやら目覚めたようで、

 「ボスと寝るか?」

 と聞くと、

 「うん、ボスと寝る」

 という。
 そういうわけで、瑛汰は自分の足で、璃子は私が抱えて、ともに私の寝室の布団で寝た。はずだった。

 パパとビールを飲んでいたら、寝室から璃子が出てきた。

 「どうした?」

 「璃子、やっぱり、ママと寝る」

 そういうと、1人で2階にあがっていった。ママも後を追って上がっていった。以降、どちらも降りてこなかったから、2人で眠りについたものと思われる。

 しばらくパパとビールを飲んで寝室に行くと、瑛汰はまだ起きていた。

 「おい、もう遅いぞ。早く寝ろ」

 「だって、眠たくないんだもん」


 そんなやりとりをしながら瑛汰が寝たのは、11時半ぐらいか。車の中で寝てきたことに加え、ボスの家に来た興奮で、なかなか寝付けなかったらしい。
 この間、妻女殿は2階の自室でずっと寝ていらっしゃったのはいうまでもない。

 翌朝。

 「ボス」

 と瑛汰の声がする。

 「起きよ!」

 時計を見る。まだ5時である。昨夜の興奮が続いているらしい。

 「まだ早い。もういちど寝ろ」

 次に

 「ボス!」

 と声がかかったのは6時である。やっぱり、まだ興奮中ということか。

 「璃子も起きてるよ」

 居間に出ていくと、確かに璃子とそのママ、つまり私の次女がいた。
 さあ、戦いの始まりである。

 あれこれ検討した末、この日、つまり4日は、川場村の道の駅、「田園プラザかわば」に行くことになった。妻女殿はお留守番である。
 家を出たのは9時半頃。122号線から沼田に抜ける山道に入り、曲がりくねった道を快調にとばしていると、

 「璃子、気持ち悪い」

 そうか、璃子は乗り物酔いするんだっけ。
 途中で休憩し、外気を吸う。しばらく休んだあと、再び車に乗って窓を全開し、カーブでは極力速度を落として体が揺られないように気遣って運転すると、璃子も大丈夫だった。予定以上に時間がかかったのはそのためである。

 さて、目的の道の駅まであと3q弱というところまでやってきたら、突然道が混み始めた。止まる。ノロノロ。止まる。その繰り返しだ。

 おいおい、道の駅がこんなに混むのかよ。いくら評判が高いといっても、たかが道の駅だぜ。と思いはするものの、思っても渋滞は解消しない。5分で300m、3分で100m。やっとたどり着くまでに、少なくとも1時間はかかった。そこで瑛汰と璃子の家族を降ろし、私は駐車場へ。これもずっと渋滞で、みんなと合流したのは12時40分ぐらいだった。

 まあ、なんとも締まりのない施設である。
 駐車場に入るのに列を作っていたら、反対方向から来た車が強引に列に割り込んだ。駐車場から出るための車線に頭を突っ込み、そのまま列に割り込んだのである。
 駐車場の係員(おじいちゃん)は注意する風もない。これではいかんと私は、思い切りクラクションを鳴らした。ほかにも1台だけ、私のクラクションにユニゾンした車がいた。が、割り込み車は気にする風もなく、私の5、6台前で駐車場に入り、姿が見えなくなった。
 本来なら、駆け寄って1、2発のパンチを浴びせたいところである。だが、こちらはドライバーズシートに縛り付けられたまま。
 じれったいったらありゃしなかった。

 みんなと合流して、昼食にラーメン。モヤシと麺が割といける。
 食べて、ソフトクリームをなめながら大道芸を見物。子供たちを残して野菜と川場米を購入し、子ども2人をゲレンデのそり滑り、プレイゾーンのロープウェイ(ワイヤロープに設置された滑車からロープが降りており、これにつかまって空中遊泳をする)で遊ばせる。瑛汰はソリ、璃子はロープウェイがたいそう気に入ったようだ。

 が、である。
 それほどたいした施設ではない。大道芸があったり、AKGAKB48のまがい物)が歌って踊っていたり、とりあえずのことはやっているが、垢抜けない。田舎のおじちゃん、おばちゃんの乗りでしかない。
 ねえ、せっかくの連休なのに、こんなところに来るしか知恵がないの? 八王子、長岡、野田、足立、いろんなナンバーの車があったが。
 あ、人のことはいえないな。私らも行ったんだもんねえ。
 ま、2度と行くことはないと思うけど。

 終えて、山道は璃子が辛かろうと、高速道路。しかし、さすがは連休である。高速道路が混んでいた! なにやら事故まで加わったようで、自宅に着いたのは5時近かった。

 昨日は朝から映画「シンデレラ」。パパとママは前橋のコストコへお買いものに。

 「ねえ、ボス、ポップコーン、買っていいでしょ?」

 「おい、瑛汰。お前は映画を見に来たのか? それともポップコーンを食べに来たのか?」

 「何いってんの、ボス。映画とポップコーンはつきものでしょ」


 ふーん、知らなかった。
 しかたなく、それぞれがLサイズのポップコーン。塩味とキャラメル味の半々を買う。

 2時間ほどの上映時間で、瑛汰は完食。

 「この量、いくら何でも」

 璃子を太りすぎにさせない会会長の私は璃子を手伝ったが、キャラメル味を食べると睨まれた。照明の落ちた映画館で、睨まれていることがすぐに分かるのはどういう訳か。
 それでも3分の1ほど残り、お土産に。

 映画館を出て書店。瑛汰2冊、璃子2冊お買い上げなり。ボスは1冊も買わず。

 夜は「こんどう」で鰻。瑛汰は見事に大人ひとり前食べ尽くし、4人はそのまま横浜へ出発した。私のほろ酔い加減の中、我が家の臨戦態勢は解かれた。

 まあ、しかし。
 瑛汰はそろそろ、「子ども」という範疇から外れつつあり、間もなく「少年」になる。相変わらず好奇心旺盛なのは結構だが、まあ、私の事務室に入ってあちこちの引き出しを勝手に開け、

 「ボス、このノートちょうだい」

 というのはいいとして、パックされたA4用紙を引き出して包み紙を解き、使い始める。飽きると、その辺にポイ。

 「瑛汰、こうやって綺麗にパックされているのをあけちゃダメだろう。この紙、全部使うのならいいが、そんなことはできないのだし。必要な分だけコピー機から出せばいいじゃないか」

 と注意するも、さて、何処まで浸透したか。

 璃子は、全くのお姫様である。
 話しかけても、気が向かねばお答えにならない。折り紙を出して紙飛行機を作っていたから

 「璃子、それは神の形が違うから、いい飛行機はできないよ。こちらの紙でつくりな」

 といっても

 「璃子、これで作るからいいの」

 仕切り屋でもあり、パパもママも瑛汰もボスも、命令で動かす対象、つまり臣下である。

 ま、食べ方の見事さに比較して贅肉がつかないことを持ってよしとするか。

 というわけで、本日は休養日。しばらく前から取り組んでいるZ会の参考書、数T・Aは、残すところ「平面図系」だけとなった。
 あ、理解できたかどうかは別である。



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