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 2015年10月4日 モテモテ

 という状態は、極めて疲れる状態である。
 月が変わって10月。どういう訳か、私は突然モテモテで、疲れ気味なのだ。

 2日は市内の経営者、大学教授、官僚との飲み会であった。私は発案者の一人なので、当然のことながら出席する。ビールを飲み、酒を飲み、ワインを飲み

 「君さあ、もっと産業社会の中に入り込まなきゃ行政はできないぞ」

 などと偉そうなことをくっちゃべって飲んで食っておればいい集まりなので、ストレスフリーではある。

 「いやあ安堂さん、仲間に入れてもらって本当によかったわ」

 などという賛辞が三度の飯より好きな私は、そのような言葉に誘われるようにひたすら呑む。あまり食べずに呑む。だから、終わると腹が空くのだが、その時間から食べると翌朝胃がもたれて食欲がなくなるので

 「うん、今晩は澱粉フリーにすれば、多少は体重も減るだろう」

 と思いを決めてそのまま寝るからなのか、疲れる。
 疲れの原因は、単なる飲み過ぎであるとの説もある。

 かくして、疲れて迎えた3日土曜日は、O氏の誘いで、栃木県藤岡市までジャズのライブを聞きに行った。

 「ジャズを聴くのに、なんでそんな遠くまで? 市内にも、ヴィレッジとか、ジャズライブを聴かせる店はあるのに」

 と怪訝な顔で問い詰める私に、O氏は

 「いや、ライブを聴くというより、すごくいい店なんだよ。だから、あの店でライブ、というんなら聞いてみたいと思ったわけで」

 とよくわからぬ説明だ。
 ライブはライブで楽しむべきで、店は店で楽しめばよろしい。素敵な店だって、そこでやるライブの総てが好ましいとは限らないのである。

 で、ライブは後藤輝夫という人のテナーサックスと、佐津間純という人のギターのデュオ。まったく聞いたことがなおお二人であった。
 奏でられるジャズは甘く、限りなく甘く、それでも甘く、というイージーリスニング系のジャズ、というか、ブランデーの香りを楽しみながら、あの女と頬を擦り寄せながら聞きたくなるスケベ系のジャズというか、とにかくそのようなジャンルのジャズで、

 「なんか、総ての曲が同じに聞こえる」

 ジャズでもあった。
 よくいえば、演奏した総ての曲を自家薬籠中のものとし、自分たちのラベルを貼りまくって聞かせる実力派の2人である。
 よくなくいえば、ワンパターン

 観客は30人ほど。
 O氏はノンアルコールビールでビザとサンドイッチ。しかも、私から集金せず、私はおんぶに抱っこでジャズの夜を楽しんだ。
 感謝。

 もっとも、同行の女性がこの2人が出しているCDをご購入になり、そのflacファイル化を私がやることになった(そして、今日やった)ので、労働力は提供したことになる。
 で、そのCD
 こんな砂糖と蜂蜜とサッカリンがたっぷりかかったようなジャズ、自宅で聞くかなあ……。

 そして明日は、前橋から若いの(私よりも、という意味)が飯を食いに来る。前橋でのストレスを捨てに来るようだ。
 職場の雰囲気を左右するのは職場の長である。いまの「長」が前橋に赴任したのは、確か1年半前。あれから、私が知るかぎりでも若い3人が精神的に不安定になった。仕事を休まざるを得なくなったのもいる。
 その一人が先日桐生に来たので

 「嫌な上司も嫌な同僚も3年も一緒にいることはない。その間、できれば我慢する。我慢できそうになければ、右の耳に入ったものはそのまま左の耳から出して、一切脳裏に残さないことを心がけよ。それでもカスが残るようなら、私のところでもいいから捨てに来い。君の目標はいい社員になることであって、いまの上司、いまの同僚に評価されることではない」

 と慰めておいた。
 明日もそんな話をせざるを得ないのか?

 いや、先日来たのは、文字通り若いヤツで、明日来るのは私より若いヤツ。だから、明日はそのような話はしなくても済むのか。


 と疲れて迎えた今日の日曜日。
 別にやることはなく、朝から数学に取り組んだ。現在は、

 「こんな問題、頭がこんがらがってよくわからん」

 と自覚するに至った「順列・組合わせ、確率」をマスターせんと、

 「ハッとめざめる確率」(安田亨著、東京出版)

 なる参考書に取り組んでいる。
 東京出版とは、かの「大学への数学」を出している出版社だ。その月刊誌は高校時代に数回買った記憶があるが、とにかくレベルが高く、逆立ちしても歯がたたなかった。私の理解を拒否する難問揃いなのである。
 だが、そこから出ているこの参考書は、極めて分かりやすく書かれており、

 「これを終えれば、苦手分野を一つ克復できるのではないか?」

 と思わせてくれる良書だ。
 で本日、順列・組合わせの項を終えた。次回から確率の問題に立ち向かう。
 順列・組合わせの最後に挑んだ問題は、

 ある駅の待合室に、N個のいすが横1列に並んでいる。k人が、どの2人も隣り合わないように、いすに座る場合の数をf(n,k)とする。n≧2k-1のとき、f(n,k)=n-k+1Ck×(k!)を証明せよ。

 驚いたことに、5分ほどで解き方を思いついてしまった。で、解いてみると、正解であった。
 うん、多少は実力がついてきたのであろうか? 
 いまさら大学入試問題が解けるようになっても仕方はないのだが、だからこそ、純粋に大学入試数学を楽しむことができる。実に贅沢な時間の使い方である。
 文系であったため、私は数Vをやっていない。いまの計画では、これから1年ほどかけて数Vも駒を進め、それを終えたら大学課程の数学にも手を延ばしてみようかと思っている。
 クソの役にもたたないことに時間を費やす。これぞ究極の豪遊ではないか?!

 啓樹、瑛汰、お前たちが高校生になるころには、ボスはあらゆる数学の相談に乗ることができるはずである。安心して成長せよ!



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