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 2015年11月18日 再ミャンマー

 アウン・サン・スー・チーの野党国民民主連盟(NLD)が政権の座につくことへの懸念を、前2回の日誌で書いた。
 ミャンマーなんて行ったこともない。私が特別の関心をもついわれは何一つない。だから、歴史も現状も、まるで知らない国だ。日本が民主党で失敗した体験を踏まえて、原理原則的な懸念を表明しただけである。

 週刊文春も週刊新潮も、私と同じように、一抹の不安を感じたようだ。今日発売された号で、さらに踏み込んだ不安を書いていた。

 両誌にチラチラと目を通してみた。
 ということで、どちらが書いていたかは忘却のかなたにあることを前提にお読みいただきたい。

 外国籍の子どもがいるため、憲法上大統領にはなれないアウン・サン・スー・チー が、

 「私は大統領以上の存在になる」

 という趣旨の発言をしていた。これは法秩序を無視する姿勢の表れである、との記事があった。
 確かに、穏当な発言ではない。おいおいおばさん、あんたは法律を超えた存在になる気か? それって、通常は専制体制、って呼ばれるんだぜ!
 野党時代のアウン・サン・スー・チーが、法の遵守を政権に求めていたことを思い出せば、なおさらだ。

 さらに、アウン・サン・スー・チーは、あらゆるものを利用するだけの女、という指摘もあった。国内の企業に出向いて労働者に賃上げを煽り、その効果で賃金が上がりすぎたため企業が国外へ脱出すると、政府の無策を攻撃するのが野党時代の得意手だったともあった。

 まあ、このあたりは、取材記者が彼女の発言の一部だけを取り上げて、センセーショナルに表現したために趣旨がねじ曲がったのかも知れない。あるいは日本語に翻訳される過程で、日本人好みの表現に変わってしまったのかも知れない。アウン・サン・スー・チー政権をセンセーショナルに取り上げるための、都合のいいデータだけ採用、という手練手管も手伝っているかも知れない。

 だから無視するとして、

 「おやっ?」

 と思ったのは、ミャンマーでは、有能な人材は軍に集まっており、今回国民民主連盟(NLD)で当選した人たちの多くは、いわばアウン・サン・スー・チー・チルドレンであるという指摘だ。
 
 小泉チルドレンに始まる日本のジャリ国会議員の歴史は、ついには日本維新の会が上西小百合という色ボケのアホ女を当選させるまでになった。
 そんな日本の歴史を振り返れば、弱小政党であった国民民主連盟(NLD)が一気に政権を手にするのだから、当選した議員の多くが、水ぶくれ議員であったとしてもおかしくはない。
 しかも、曲がりなりにも国を動かしてきたのが軍部であてみれば、優秀な人材が軍部に集まっていたとしても頷ける話である。

 私が指摘した原理的な問題に加え、ミャンマーの現実が生み出す歪みが新政権にあるとすれば、さて、ミャンマーは何処に行くのか?
 政権交代を知って、ミャンマーを逃げ出す企業が相次ぐだろう、とどちらかが書いていた。

 これらは、センセーショナルで無責任な報道なのかどうか。
 それとも、ノーベル平和賞を受けた女傑は、本当にミャンマーの未来を作れるか?


 安倍政権と、産業界の一部の阿呆どもが、英語を日本の公用語にしようとうごめいている、と心配する本を本を読んだ。

 「英語科は愚民化 日本の国力が地に落ちる」(施光恒著、集英社文庫)

 論理にやや一面的なところがある(ラテン語が公用語だった欧州で、宗教改革で聖書が各国語に翻訳されて地方語、つまり各国の言葉が豊になってそれぞれの独立が確保されたため、その後の発展があったとか。でも、日本では、明治維新で標準語をつくり、全国民が相互に意思疎通ができるようなって中央集権国家になったからいまの発展があるのではないか?)が、そのほかの主張は頷ける。
 英語を日本の公用語にするなんて、とんでもないことである。

 と思いつつ、

 「心配ないよな」

 と楽観もする。
 だって、英語が日本の公用語になったら、国会での、NHKが論戦と表現する無駄話のやりとりが、当然英語になる。とすれば、英語で己の主張を表現し、他人の主張を理解できない人は、国会議員にはなれないということだ。
 だから、思う。

 「英語の公用語化? 国会でつぶされるって」

 
あんな連中が英語で論戦を戦わせる日なんて来るはずがない。

 それに、である。もし政権がそちらに向かって突っ走っているのなら、本を書いても、その本を読んでも、なかなか止められるものではない。では、確実に止めるにはどうするか。

 この本によると、バカな考えを恥じらいもなく披瀝して、英語の公用語化を勧めようという論客は、楽天の三木谷である。そいうえば、あいつ、社内の公用語を英語にしちゃったんだよな。いまのところ事業はうまく展開し、新タイプの財界人としてもてはやされている。
 であれば、簡単である。三木谷をつぶすには、楽天をつぶせばよろしい。公用語が英語になってはいけない、いやだ、困る、という人は、楽天のサイトでは絶対に買い物をしない。そうすれば、楽天に出店する企業がなくなる。バーチャル・ショッピング・モール・楽天は出店する企業がなくなり、つぶれて、三木谷が何を言っても、誰も鼻もひっかけなくなる。
 ついでに、やはり英語を社内公用語化したユニクロもつぶしてしまえば、敵の動きにとどめを刺すことになるのは請け合ってよい。

 そもそも、楽天のビジネスモデルは、amazonの足元にも及ばない。なぜいまだに生き残っているのかよくわからない企業には、そろそろご退場いただいてもいいのではないか?

 あなた、楽天がなくなったら困る?
 困らないのなら、買い物は楽天ではないネットショップでしてみよう!


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