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 2016年2月18日 清原がいっぱい

 様々な報道によると、あの清原君が桐生界隈に出没していたそうだ。何でも、清原君にシャブを売っていたのは隣町のみどり市の住人で、そいつの家の周囲にはいま、マスコミの連中がたむろしているらしい。

 「そうか、清原君、シャブほしさにこんなところにまで来ていたか」

 と思うと、何だか身近に感じる。人間とは不思議なものだ。

 それにしても、である。
 番長清原とまでいわれていた彼なのに、あちこちの記事を拾い読みすると、ハートはノミ並にちっちゃかったんだね。
 何しろ、本職の野球で打席に立つときの観客の期待が重圧で、空振りしたときの観客のため息が全身を締め付けて、そこから逃げようとシャブの世界に足を突っ込んじゃったというのだから、図体はでかいのにキンタマはちっちゃい、人間はちっちゃいとしかいいようがない。

 きっと、内心ではビクビクしつづけの人生だから、必要以上に強がって見せていたんだな。実は弱いから強がってみせる。死球まがいの球を投げた投手を必要以上に睨みつける。それだけでは不安になって刺青を入れる。それでも心は救われず、ついには本物のヤクザと付き合って虎の威を借り、とうとうシャブによる一時の陶酔感に酔いしれる。

 ねえ、私と同じようにフリチンで生きられなかったかねえ? 俺はこれだけのもんだけど、何か文句がある? って開き直れなかったかね?
 そりゃあ周りは天才野球選手と見るわけだから、 多少は無理をしなきゃあならんだろう。だが、それでもできないことはできない。全打席本塁打は無理だし、4割打者になるのは至難の業。10回打席に立って3回安打を放てば天才といわれる世界じゃないか。10回中7回の凡打を笑い飛ばすゆとりがどうして持てなかったかねえ。

 ここまで来れば、再起は困難である。社会の片隅で哀れな姿をさらし続けるしかないのだろう。
 天才も、一皮剥けば哀れなものである。


 その清原君と同じ事が、いま自民党にも起きているのではないか?
 高市おばさんの、確信を持った暴言が引き起こした騒動を見ながらふとそんな気がした。

 高市おばさん(しかし、どう見ても美しくない女だね!)の暴言とは、テレビ各局を

 「あんたら、おとなしくしてないとお仕置きするからね」

 と脅しつけた発言をさす。私が勝手にデフォルメする前の発言は

 「テレビ局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波停止(停波)を命じることができる」

 というものであった。

 当初、私は、

 「だって、そんな権限を国に与える法律を国会で通しちゃったんだろ? それなのに、いまになって、国が権限を行使するのはけしからんという野党の論の立て方はちょいとおかしいのではないか?」

 と関心を持てなかった。民主党をはじめとする絶対少数野党が何を言っても意味はないんじゃないの? てなものである。

 加えて、マスコミ各社がこの問題を取り上げ始めた。おおむね、高市発言は民主主義に反旗を翻すもので、権力による言論封殺につながるという論調だ。

 だけど、さ。自民党が政権を持っているのは、あなた方が声高に唱えている民主主義が実行された結果だぜ。私が大嫌いな高市おばさんを国会議員にしたのは有権者だぜ。何の選挙違反もなく、選んじゃったんだぜ。責められるべきは、あんな女を選んだ有権者じゃないの?

 中には、この発言でテレビ局が萎縮している、という指摘もあった。テレビはほとんど見ない私には何のデータもないが、もしその通りなら、テレビマンとは情けない連中の集まりである。

 というような話を読み飛ばしているうちに、ふと思ったのだ。

 「いま高市のおばさんは、自民党は、清原君と同じ心理状態に陥っているのではないか」

 安倍政権はいま、底知れぬ不安に苛まれているのではないか? 民主党をはじめとする野党のだらしなさのおかげで議席だけは十分ある。普通なら慢心してもいい状態なのだが、また、慢心してバカを丸出しする自民党議員には事欠かないが、実は首脳部は何ともいえない不気味さに押しひしがれているのではないか?

 清原君にとって、満員のスタンドからの応援がプレッシャーになったように、多すぎる議員を抱え、高すぎる支持率を維持していることに、底知れぬ怖さを感じているのではないか?

 弱い犬ほどよく吠える。

 いま自民党が何かと攻撃的な姿勢を見せるのは、内心の不安の表れではないのか?
 ひょっとしら安倍政権は、景気にも、地方創生にも、憲法改正(改悪?)にも、日中関係にも、北朝鮮問題にも、確信が持てなくなっているのではないか? だから、妙に攻撃的になっているのではないのか?

 自民党の皆さんが、三三五五桐生市やみどり市にお忍びでお見えになり、伊勢崎市のラブホテルを舞台にジャブを買いあさって己の不安を鎮められる。
 そんな夢物語が現実にならないことを祈る私である。

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