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 2016年7月22日 神経痛

 我が病の顔が見えてきた。

 「これ、神経痛だと思いますよ」

 といったのは、昨日診察を受けた、行きつけの整形外科医である。あ、そうなの。1週間前に来た時は何も言わずに、薬も出してくれなかったのに。

 「神経痛にはよく効く薬があります。試してみませんか?」

 と紹介されたのは

 リリカ

 という薬であった。

 「あ、それなら一度服用したことがあるじゃないですか。ここで出してもらって。でも、あまり効果が見えなかったのでやめたんですよね」
 
 パソコンのキーボードをたたきながら医師は言った。

 「ああ、そうでしたね。じゃあ大丈夫だ」

 大丈夫とは、この薬、ペインキラーとしてよく働くが、副作用が報告されているからである。肝臓がやられるとのこと。だから、薬局が暮れた説明書にも

 身体にお薬を慣れさせるために、医師の指示に従い「最初は少量から」開始します。

 身体がお薬に慣れてきたら、痛みがやわらぐ量まで少しずつ増やし「あなたに適した量」をみつけていきます。


 とある。
 客の身体に「お」をつけず、人工物である薬に「お」をつけて尊敬してしまう無神経さ、美しい日本語を破壊する無教養には驚くが、いくらこちらに教養があろうと神経痛である。向こうにないものがこちらにあり、こちらにないものが向こうにある。面白い組み合わせではある。

 ということで、1日150mgの服用から始まった。
 
 副作用は肝機能だけではないようだ。薬局が暮れた薬の説明書によると

 眠気・めまい・因果関係の否定できない肝機能障害

 が副作用としてあげてあり、

 普段感じたことのないだるさ(倦怠感)や黄疸(白目が黄色くなる)等、普段と違う気になる症状が出た場合はお知らせください。

 とある。
 これも本来なら

 すぐに服用を中止し、医師にご相談ください。

 とすべきだろう。副作用の症状が出始めたと薬局に知らせたところで、患者である私には何のメリットもない。

 まあ、というわけで、昨夕、今朝と服用した。

 鎮痛効果は、確かにある。大腿部の痛みがだいぶ引いた。トイレで、前の水槽に手をつかなくても用が足せるようにはなった。ただ、まだ完治というわけにはいかない。服用を始めてたった1日。薬は2週間分出ているので、そのうち何とかなるだろう。

 その後考えた。
 今回の直接の原因は、12日の無理な労働である。だが、背景にあるのは、ひとつは加齢、もうひとつは運動不足である。すべての移動を車に頼らざるを得ない田舎暮らしは、実に健康に悪い。東京で仕事していた時は通勤だけで1日7000歩や8000歩は歩いた。それが桐生では

 「えっ、今日は800歩しか歩いていない?」

 という驚きの連続である。そんな暮らしが7年も続いた。加齢以上に、使わないことが下半身の筋肉の劣化を進めているのである。

 「俺、決めた。足がよくなったら散歩する」

 本日夕、O氏に電話で宣言した。

 今回は三日坊主で終わるわけにはいかない。5日坊主で終わっても、我が下半身は80kgを超す私の身体を支えてくれなくなる日は遠くない。

 これは最終決断である。再考する余地はない。

 多分引っ越し先になるところは、山を切り開いて造成した住宅団地である。まずは朝、団地の、周りをひと回りしよう。近くのコンビニには歩いて行こう。ん? あの近くにコンビニはあったっけ? ないとするとコンビニまで車で行くのか?

 綿密に計画を立てないと、ヨイヨイ老人になることが運命づけられてしまう私である。引っ越し後の最重要課題にしておく。



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